酒井高徳への期待

4回目、今回の日本人選手紹介はハンブルガーSV所属の酒井高徳です。

 

新潟県出身(生まれはニューヨーク)の高徳は、ドイツ人と日本人のハーフで現在25歳でブンデスリーガに渡って4年半を過ごしています。

 

地元アルビレックス新潟でプレーしていたが、2011年12月にブンデスリーガ・VfBシュトゥットガルトへ期限付き移籍を果たす。

移籍当初は活躍もあり、地元紙からはドイツ代表にすべきだ!と絶賛されるほどであった。

その後(2013年1月)に完全移籍を勝ち取る。

チーム自体の成績は、12−13シーズンは12位・13−14シーズンは15位・14−15シーズンは14位と降格圏が定位置になってしまいなかなか中位までも上がることが厳しいシーズンが続いた。

最後のシーズンは高徳も控えに回る機会も増えてきた為、移籍を決断する。

 

移籍したチームは、ハンブルガーSVというチームで移籍当初はスタメン定着は難しく日本のニュースで取り上げられることも減っていたが、後半戦に入ると出場時間も増えてスタメンに定着を果たすことになる。

3月6日のヘルタ・ベルリン戦でブンデスリーガ通算100試合出場も果たす。

 

日本代表ではサイドバックとして常に期待されてきた選手で左右両サイドでプレーできることも強みだ。

日本代表といえば、左サイドが長友佑都(インテル)と右サイドが内田篤人(シャルケ)が長年レギュラーとして君臨してきた。

長友が怪我の時に酒井高徳が左サイドでプレーをして、内田が怪我で不在の時はもう一人の酒井である酒井宏樹が右サイドでプレーすることが多かった。

現在、長友が復帰して左サイドは長友で固定されている為、右サイドを2人の酒井が争っている状況だ。

 

仮に、内田が怪我から復帰を果たしたとしても、しばらく試合に出ていない事を考えても以前のようなプレーが出来るかどうかは不透明な状態であり、まだ若い酒井高徳(広樹も含めて)に今後の日本代表を象徴する選手に成長してもらいたいという期待が高まっている。来季で欧州5年目となるシーズンで更なる進化を遂げて日本代表にも力を還元してもらいたい。