香川真司

 3回目はドルトムント所属の「香川真司」です。

現在、香川は27歳です。ブンデスリーガの強豪チームボルシア・ドルトムントに所属しています。

2010−11シーズンにセレッソ大阪からドルトムントに移籍を果たすと、いきなりスタメンに定着する。開幕3戦目に初ゴールを決める。また、シャルケとのルールダービーにて2得点をあげる活躍をして一気にサポーターからも認められて人気選手の一人となる。

 

後半戦は怪我で棒にふるが、このシーズンはリーグ戦18試合出場8得点を記録。チームもバイエルン・ミュンヘンを退けてブンデスリーガ優勝を飾っている。

そして、翌シーズン(11−12)もリーグ戦31試合出場13得点を記録してリーグ戦2連覇を達成。国内カップ戦も決勝戦でバイエルンを破り優勝。リーグ・カップ戦の2冠を達成した。

この活躍が当時イングランド(プレミアリーグ)の名門マンチェスター・ユナイテッドの監督だったアレックス・ファーガソンに認めたれて日本人として初めてユナイテッドに移籍を果たすことになる。

 

プレミアリーグ1年目は、レギュラー定着とは言えないまでもリーグ戦20試合に出場6得点を記録している。このシーズンに日本人として初めてプレミアリーグでハットトリック(ノリッジ戦)も達成している。

チームもプレミアリーグで優勝している。当時のチームメイトに「ウェイン・ルーニー」「ロビン・ファン・ペルシ」などがいる。

翌13−14シーズンからは監督がデイヴィット・モイーズになり香川の試合出場にも影響が出る。チーム戦術も変化していき結果が残せないままシーズンを終えてしまう。リーグ18試合出場無得点。

 

翌シーズン途中から古巣ドルトムントへ復帰。復帰戦でいきなりゴールをあげるが、1年通じて期待される結果を残すことはできなかった。リーグ戦28試合5得点。チームも一時残留争いをするなど低迷。最終的に7位でシーズンを終えた。セレッソ大阪にドルトムントに連れてきてくれたユルゲン・クロップ監督はこの責任を取り退任している。

 

そして、15−16シーズン香川は年間通してみれば活躍をしてチームもブンデスリーガ2位でリーグ戦を終えている。29試合出場9得点。来季はチャンピオンズリーグに出場する。

新監督のトーマス・トゥヘルが香川に信頼を置いているのかどうかは定かでは無いため来季のポジション争いも不透明な部分が多いが、ドルトムントは主力を数人放出しており戦力はダウンしている。新戦力がすぐにフィットするとも考えにくく必然的に香川の活躍がチームに影響を及ぼすこととなるだろう。

 

日本代表の10番を背負うが、代表での活躍はまだ限定的だ。ブラジルW杯では調子を落としスタメン落ちも味わった。アジア大会ではPK戦のキッカーを失敗(チームも敗れて連覇逃す)。

27歳となり、チームを引っ張る立場になった彼にはロシアW杯最終予選で必ず結果を出してもらい日本をW杯出場に導いてほしい。その力が香川真司にはあると期待している。